Oct 16, 2015

200年の歴史をもつ、Letts(レッツ)社の手帳


今回は「Letts LADYDATE DIARY」をご紹介します。
レッツ社は創業1796年、英国ロンドンにおいて文具商からはじまり、1812年に世界で初めて商品としてのダイアリーの制作・販売を行った会社と言われ、そのデザイン・装丁・製本などは、さまざまな手帳の原型となっているのだそうです。

わたしのこの手帳との出会いは10年くらい前、留学先のメルボルンでした。オーストラリアは真夏のクリスマスに活気づいており、道行くひとみんなが楽しそうにしていたのが本当に印象的な中、ホリデーで出かけた老舗百貨店の手帳売り場で見つけたのでした。

そんな中でふと見た目が気に入り使いはじめたことがきっかけで、今でもずっとこの手帳を使い続けています。

当初、見た目で選んだこの手帳ですが、改めて使い続けてきた理由について考えてみました。まず外見の特徴は、手のひらに馴染む程良いサイズで、手帳ではあまり見かけない渋い光の金色、さらに小口3方にも金箔加工がしてあり、一見してインパクトがあります。この金箔加工は、湿気を防ぐ役目があるのだそうです。

表紙の素材は紙クロスとのこと。上製本の表紙・パッケージ等にも用いられるような紙で、水にも強く毎日持ち歩いてもへたることなく使えます。ロゴやフォントはシンプルでわかりやすく嫌味でないのもミソです。

*10年分の手帳:三浦私物

そして、中の罫もシンプルでとても使いやすいレイアウト、左頁は見開きの1週間の予定がしっかり書き込めるスペース、右頁は無罫ページなので自由に使えるところがとても便利です。

コンパクトサイズですが昔ながらの小さい鉛筆もついており、書くことが好きなアナログタイプで、普段の荷物が小さいわたしにはこの手帳がぴったりだったのかもしれません。

10年前の当時は日本ではまだ扱い店が少なく、なかなか入手しづらかったのですが、帰国後に入社した自身の働くお店で扱えることがわかった時はとても嬉しかった事を憶えています。

最近の手帳は、加速度的にフォーマットがどんどん進化をしていますが、普遍的なデザインには変わらない安心感というものが存在するのかもしれません。書くこと、描くことが好きな方やコンパクトな手帳が好きな方、そして、名称のごとく女性に使っていただけたらいいな…と思う手帳です。

ミニポケット ¥1200+税/スリム ¥1800+税

取扱店:
ノイシュタット大手町店 Neustadt SHOP INFO

Letts社 LADYDATE以外のシリーズ取扱店:
アンジェ 梅田店 ビュロー上野店 ANGERS SHOP INFO
グリンストア伊丹店 GRiN store SHOP INFO